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個人年金のデメリットをFPが解説!契約前に知っておきたいポイント


公的年金だけでは退職後の生活資金として十分ではないといわれています。「公的年金以外でも何かしらで準備しなければならない!」そうお考えの方も多いと思います。今回は退職後の生活資金目的として加入する商品のうち個人年金保険を取り上げ、その特徴について解説します!

1 個人年金保険の特徴

まずは個人年金の概要をおさらいしてゆきましょう


一口に個人年金保険と言っても、何種類かあります。
個人年金保険の種類は主に3種類。終身年金、確定年金、有期年金です。まずは、個人年金保険のそれぞれの特徴を見てみましょう。

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2 終身年金

終身年金はその名の通り、一生涯年金を受け取れる商品です。しかし「生きている限り」です。一生涯年金が受け取れるので、長生きリスクに最も対応できる商品ですが、同条件で確定年金や有期年金と比べた場合、保険料は高くなります。また、同条件下では、男性より女性の方が平均寿命は長いため、保険料は高くなります。
また、終身年金は長生きしないと損してしまうため、保証期間付終身年金という商品もあります。これは保証期間であれば生死を問わず年金が支払われるタイプです。

3 確定年金

終身と確定の差を覚えておきましょう


確定年金は、受け取ることが確定している年金です。つまり生死を問わず受給期間中であれば年金を受け取ることができます。10年確定年金や15年確定年金などあり、万一亡くなった場合は、残りの受給期間分の年金が遺族に支給されます。

4 有期年金

有期年金は、一定期間生きている限り支払われるタイプです。終身年金と同様、早く亡くなってしまうと年金の受取額が少なくなるため、保証期間付有期年金もあります。

5 個人年金保険の良し悪しを判断するポイント

こういうポイントを比較すれば選び方を間違えません


個人年金保険の良し悪しを判断するポイントは、返戻率(年金受取総額に対する払込保険料総額の割合)にあります。また、返戻率を増やすポイントは次の通りです。
・早い時期から加入する(保険料の払込期間を長くする)
・年金受給開始日を遅らせる(据え置く)
・保険料割引制度を利用する

保険料の払込期間が長いと、月々の保険料負担が少ない上に、運用期間が長くなるため、返戻率は高くなります。また、年金受給開始日を遅らせると、その間も保険会社は運用することができるため、同様に返戻率は高くなります。
保険料割引制度については、商品によって採用していない場合もありますが、一定額以上の保険料を支払うと、保険料に対する受取年金額が高くなる(年金額に対する保険料が割り引かれている)ため、返戻率が上昇します。
これらの仕組みを利用することで、同じ商品でも高い返戻率を実現することができます。
ここで人気商品の一つである住友生命の「たのしみワンダフル」を見てみましょう。
出典:住友生命HP(※1)

 <27歳男性で10年確定年金の場合>

月払保険料 保険料払込満了年齢 年金受取開始年齢 年金受取総額 払込保険料総額 返戻率
10,000円 65歳 65歳 569.5万円 456万円 124.8%
10,000円 65歳 70歳 601.3万円 456万円 131.8%

まず、27歳男性で10年確定年金に加入した場合のシミュレーションをしてみました。上記の表はその結果で、5年間据え置いた場合と比較しています。
38年間、保険料を支払うことで、毎年56.95万円(569.5万円÷10年)の年金を受け取ることができます。これを5年間据え置き、70歳からの受け取りにすると、総額で31.8万円増加します。シミュレーションでは5年ごとの据え置きしか選べませんでしたが、単純計算で、1年据え置くと6.36万円増加することになります。
標準的な設計で、120%を超えるかどうかが一つの基準になりそうです。

<27歳男性で10年確定年金の場合>

月払保険料 保険料払込満了年齢 年金受取開始年齢 年金受取総額 払込保険料総額 返戻率
15,000円 65歳 65歳 858.6万円 684万円 125.5%
15,000円 65歳 70歳 906.9万円 684万円 132.5%

次に、保険料割引制度が適用となる月払保険料15,000円でシミュレーションしてみました。返戻率は月払保険料10,000円と比べて、0.7%(125.5%-124.8%)上昇しているのがわかります。
ちなみに、月払保険料5,000円でシミュレーションし、5,000円、10,000円、15,000円で比較し、返戻率の上昇を確認したかったのですが、なぜか月払保険料5,000円の返戻率が月払保険料10,000円を上回っており、月払保険料10,000円に入るより月払保険料5,000円を2つ契約した方がお得になることがわかりました(実際に見積もりしてもらう必要があります)。

実際にシミュレーションをしてみるとよくわかります


<27歳男性で10年確定年金の場合>

月払保険料 保険料払込満了年齢 年金受取開始年齢 年金受取総額 払込保険料総額 返戻率
5,000円 65歳 65歳 284.8万円 228万円 124.9%

次に、生命保険料控除について考えておきたいと思います。生命保険料控除のうち、個人年金保険料控除を利用でき、これから加入する場合は、所得税は最大4万円(支払保険料8万円超)、住民税は最大2.8万円(支払保険料56,000円超)の控除となります。月々6,667円以上の支払いであれば、所得税・住民税とも最大の控除ができる計算となります。
仮に、所得税率20%、住民税率10%だとすると、年間1.08万円の節税となります。38年間保険料を支払うので、1.08万円×38年=41.04万円、これを払込保険料から差し引きます。また、年金受取時には税金がかかりますので、所得税率5%・住民税率10%とし、返戻率を計算し直してみたものが次の表です。

<27歳男性で10年確定年金の場合>

月払保険料 保険料払込満了年齢 年金受取開始年齢 年金受取総額 払込保険料総額 返戻率
10,000円 65歳 65歳 569.5万円 456万円 124.8%
10,000円 65歳 65歳 552.5万円 414.96万円 133.1%

生命保険料控除や税金を加味すると、返戻率は8.3%上昇しているのがわかります。総所得額や保険料払込期間によって返戻率は異なりますので、所得控除があれば返戻率はもう少し上昇します。

6 個人年金保険のデメリット

個人年金保険のデメリット
個人年金保険の返戻率は130%を超える可能性があることがわかりました。では、デメリットはないのでしょうか。
個人年金保険のデメリットは次の通りです。
・中途解約による元本割れリスク
・金利上昇による実質返戻率の低下
・保険会社破たんによる返戻率の低下

などが挙げられます。
個人年金保険は長期的な契約になります。20代、30代の独身時代から加入することになりますので、その後のライフイベントにより、キャッシュフローが変化します。この変化に対応できず中途解約せざるを得ない人が少なからずいます。
また、個人年金保険は契約時の積立利率を基に計算するため、金利上昇局面では不利となります。30年という長い間で、元本が保証された普通預金や定期預金の年利率が1%を超えるかもしれません。
さらに、保険会社が破たんすれば、責任準備金の削減や積立利率の見直しが行われます。

実は、個人年金保険にはメリットがあります。それは強制的に引き落とされることです。お金があるとどうしても使ってしまう場合は、利回りの高低だけでは判断できません。いかに貯蓄するかが課題となります。個人年金保険のデメリットを気にし、加入しないばかりか、他の方法を使わなければ、結果的に個人年金保険でもよかったことになります。
ただ、強制的に引き落としされる、という視点で考えると、それはそれで他にも商品がありますので、ご自身で様々な商品を比較してみましょう。

 

(※1) http://www.sumitomolife.co.jp/lineup/select/shouhin/tanoichi/

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