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ゆうちょ銀行の住宅ローン金利、事前審査の期間をFPが解説!

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ゆうちょ銀行の住宅ローン金利、事前審査の期間をFPが解説!

ゆうちょ銀行の住宅ローン金利、事前審査の期間をFPが解説!
住宅ローンの金利は、長期固定金利は若干上昇し始めているものの、変動金利のタイプは依然として低水準をキープしています。住宅ローンの顧客獲得のために、各金融機関では激しい競争が繰り広げられていますが、そんな中で、ちょっと変わった住宅ローンがあることをご存知でしょうか。

ゆうちょ銀行住宅ローン「夢舞台」は、様々な形で頑張る人たちのためのローンです。これまで、住宅ローンを組むのが難しいとされていた、個人事業主、シニア層、派遣・契約社員向けの商品が幅広く用意されています。では、ゆうちょ銀行住宅ローンについて、詳しくお伝えしていきます。

1.ゆうちょ銀行とは

まずは、ゆうちょ銀行の事を簡単に整理します。



10数年前までは郵便局の行う事業、すなわち郵政事業は全て国が行って来ました。
しかし、2005年10月、郵政民営化法案が可決・成立した為、それ以降は、日本郵政グループは基本的には民間会社となりました。
2017年8月現在の日本郵政グループのスキームは以下のようになります。

<郵政民営化とゆうちょ銀行>
2014年12月、日本郵政グループは、株式上場スキームを公表しました。そして、日本郵政株式会社、株式会社ゆうちょ銀行、株式会社かんぽ生命保険が2015年11月に上場しました。
今回のゆうちょ銀行ですが、規模的な話をすると預金量約177兆円です。
三菱東京UFJ銀行の預金量が約114兆円、みずほ銀行が86兆円ですので、ゆうちょ銀行の規模がどれだけのものか理解できると思います。

<ゆうちょ銀行の住宅ローンの基本的な仕組み>
基本的な事項として、ゆうちょ銀行の取り扱う住宅ローンはスルガ銀行の商品になります。
ゆうちょ銀行がスルガ銀行のローンを代理業者として媒介を行う事になるのです。
ゆうちょ銀行のHPからアクセスすると住宅ローンのページは「スルガ銀行ゆうちょ専用支店」とあります。商品名は、ホームローン夢舞台です。

<スルガ銀行概要>

スルガ銀行の情報も必要となるので、ここで簡単にスルガ銀行の事を説明します。
スルガ銀行は静岡県に拠点を置く、総資金量3兆8,000億円で25位前後にランキングされるの規模的に中堅クラスの地方銀行です。
静岡県内では全国地銀NO,4の静岡銀行が預金シェア率2割でガリバー的な存在ですが、このスルガ銀行の静岡県内における預金シェアは6%です。しかし、その存在は大変独特なものがあります。最近の動向としては、やはり個人ローンへの注力とインターネットの活用を全面に押し出しているようです。

<スルガ銀行インターネット支店>
スルガ銀行には複数の「インターネット支店」があります。
それは「スルガ銀行T-POINT支店」「スルガ銀行ANA支店」等といったそれぞれの企業と提携した珍しい支店です。
このホームローン「夢舞台」はそういったスルガ銀行の数ある「インターネット支店の中の「スルガ銀行ゆうちょ専用支店」の中の商品なのです。

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2.ゆうちょ銀行住宅ローンのプランや金利について

プランの内容や金利について見てみましょう。


<ゆうちょ銀行住宅ローン「夢舞台」>

このゆうちょ銀行が取り扱う「夢舞台」は大変大きな特徴がある住宅ローンです。
しかし、勿論銀行の住宅ローンですので、金利が変わっても5年間元利均等返済金額が変化しない5年ルールや固定期間中金利が上昇して見直し後の返済金額が上がったとしても125%を超えない、1.25倍ルール等は、当然あります。

<ゆうちょ銀行住宅ローンの特徴>
特徴は何と言っても商品のその種類の多さです。
ここで全部紹介する事は不可能ですが、住宅ローンの種類として全部で15の商品が存在します。一般の銀行の住宅ローンに対応する「基本プラン」から始まり「個人事業主応援型」「働く女性応援型」「アクティブシニア応援型」といった感じで、住宅ローンを利用する人のニーズに併せて細分化されている事が特徴です。

従来、住宅ローンというと、安定した企業に勤めるサラリーマン世帯向けのものが多かったのですが、ゆうちょ銀行では、個人事業主や契約社員向けのちょっと変わったプランも用意されています。通常のローンだと審査が不安という人にも、需要が高いと言えるでしょう。

今回はこの中のうち、「基本プラン」「働く女性応援型」「アクティブシニア応援型」「個人事業主応援型」「派遣・契約社員応援型」についてご説明します。

⑴ 基本プラン
基本的な住宅ローンのプランです。年2回金利を見直し、市場の金利に合わせて金利が変動する「変動金利型」と、一定期間は固定金利にして生活設計を応援する「固定金利選択型」の2種類の金利タイプから選べます。
<金利について>
変動型:2.475%~2.775%
固定3年型: 2.900%~200%
固定5年型: 3.000%~300%(以上2017年8月現在)
と比較的高めとなっています。因みに保証料及び団信料込みの金利です。
優遇金利やキャンペーン金利の様なものは存在しません。
<審査基準について>
・日本国籍の方、または永住許可を受けた方
・団体信用生命保険に加入できる方で、借入時点の年齢が満20歳以上
 65歳未満、かつ最終返済時の年齢が満82歳未満の方
・住み替え、借り換えの場合、原則として今までの住宅ローンを
 6ヵ月以上延滞することなく返済している方
・勤続年数、経営年数が3年以上の方

⑵ 働く女性応援型
「働く女性応援型」は、家族を支えながら働く女性、ワーキングマザー、独身女性向けの住宅ローンです。繰り上げ返済手数料が無料の「働く女性応援型Ⅰ」と担保評価額100%まで借り入れ可能な「働く女性応援型Ⅱ」の2つのプランがあります。
<金利について>
ⅰ働く女性応援型Ⅰ
変動型:2.475%~2.775%
固定3年型:2.800%~3.100%
固定5年型:2.900%~3.200%
ⅱ働く女性応援型Ⅱ
変動型:3.225%~4.625%
(固定金利のプランは無い)

<審査基準について>
・日本国籍の方、または永住許可を受けた方
・団体信用生命保険に加入できる方で、借入時点の年齢が満20歳以上
 65歳未満、かつ最終返済時の年齢が満82歳未満の方
・住み替え、借り換えの場合、原則として今までの住宅ローンを
 6ヵ月以上延滞することなく返済している方
・勤続年数、経営年数が3年以上の方(ただし、働く女性応援型Ⅱは
 勤続年数を問わない)

⑶ アクティブシニア応援型
50歳以上のシニア世代を対象としたプランです。年収や勤続年数を問わず利用できます。また、年金収入のみの方や、無職の方でも申し込みできるというシニアには嬉しい特徴もあります。
<金利について>
変動型:2.475%~4.375%
(固定金利のプランは無い)
<審査基準について>
・日本国籍の方、または永住許可を受けた方
・借入時の年齢が満50歳以上75歳未満の方
・住み替え、借り換えの場合、原則として今までの住宅ローンを6ヵ月
 以上延滞することなく返済している方
※団体信用生命保険の加入は任意
※勤務先、勤続年数、経営年数、年収金額は問わない

⑷ 個人事業主応援型
個人事業主向けの住宅ローンです。通常、個人事業主は会社勤めの人と違い、安定性と継続性に欠けるため、住宅ローンの審査ではかなり不利になります。この商品は、事業年数に限らず、被担保評価額の100%までの融資が可能です。自宅にオフィスを併設する場合にも、このローンを利用できます。
<金利について>
変動型:3.575%~5.175%
(固定金利のプランは無い)
<審査基準について>
・日本国籍の方、または永住許可を受けた方、かつ、個人事業主の方
・団体信用生命保険に加入できる方で、借入時点の年齢が満20歳以上
 65歳未満、かつ最終返済時の年齢が満82歳未満の方
・住み替え、借り換えの場合、原則として今までの住宅ローンを
 6ヵ月以上延滞することなく返済している方
※事業の年数は問わない

⑸ 派遣・契約社員応援型
派遣・契約社員のための住宅ローンです。一般的な金融機関では、ローンを組むのが難しいと言われている派遣・契約社員も、一定の条件を満たすことで、被担保評価額の100%までの融資を受けることが可能です。
<金利について>
変動型:3.575%~4.975%
(固定金利のプランは無い)
<審査基準について>
・日本国籍の方、または永住許可を受けた方
・団体信用生命保険に加入できる方で、借入時点の年齢が満20歳以上
 65歳未満、かつ最終返済時の年齢が満82歳未満の方
・住み替え、借り換えの場合、原則として今までの住宅ローンを
 6ヵ月以上延滞することなく返済している方
・派遣・契約社員としての就労期間の累計が3年以上である方

なお、この他にも、長期固定金利の「フラット35」やセカンドハウス向け住宅ローンなど、幅広いラインナップが展開されています。気になる方は、一度ゆうちょ銀行のサイトにアクセスしてみましょう。

3.ゆうちょ銀行住宅ローンの審査期間や注意点について

次に、気になる事前審査の期間について見ていきます。


<事前審査の期間について>
事前審査はインターネットで可能です。期間は最大で申し込みの2営業後までには回答するようになっているようです。団信料や保証料が込みとなっていても、個人的な感想ですがこの金利は若干高い感じがします。金利は上限と下限の範囲内でスルガ銀行が決定します。

因みに審査はスルガ銀行と保証会社であるSDP株式会社が行います。SDP株式会社とはスルガ銀行100%出資子会社で、住宅ローンを中心にローンの保証を専門的に行う会社です。
保証料は、融資の金利に含まれているため、人によって適用金利が違います。
貸す側としてはリスクテイク込みの金利と考えられますが、借りる側としては最後の手段的な存在と考えるべき金利でしょうか。

<その他注意点>
このゆうちょ銀行が取り扱うホームローン夢舞台・「基本プラン」を利用するためには、幾つかの注意点があります。
⑴ 増額返済額
通常住宅ローンに限らずローンの返済における増額返済金額(ボーナス返済額)は融資金額の5割が限度ですが、この「基本プラン」は3割が限度です。

⑵ 事務取扱手数料
保証料とは別に32,400円の事務取扱手数料が必要です。

⑶ 繰り上げ返済手数料
繰り上げ返済手数料には、ネット割引などがありません。以下の手数料がかかります。
変動金利期間中の一部繰り上げ返済:6,480円
変動金利期間中の全額繰り上げ返済:10,800円
固定金利期間中の一部繰り上げ返済:21,600円
固定金利期間中の全額繰り上げ返済:32,400円

⑷ 取扱エリア
ゆうちょ銀行住宅ローンの取扱エリアは、全国です。しかし、どこの郵便局でも良いというわけではなく、受付は82店舗に限定されています。

⑸ スルガ銀行ゆうちょ専用支店専の口座開設が必要
このゆうちょ銀行の住宅ローン「夢舞台」を利用する為には、スルガ銀行ゆうちょ専用支店の口座開設を行う必要があります。住宅ローン販売代理店であるゆうちょ銀行ATMを利用すると、平日7時~18時の間は手数料無料で全国のゆうちょ銀行どこのATMでも利用できます。
ゆうちょ銀行からスルガ銀行ゆうちょ専用支店へ、毎月一定額を無料で振替出来る、スイングサービスも利用できます。

4.ゆうちょ銀行住宅ローンは、こんな人に向いている

すでにお気づきの方も多いとは思いますが、ゆうちょ銀行の住宅ローンは金利の優遇措置が無いため、適用金利が高めです。


しかし、その分審査が緩めで、基本的には保証人も不要なので、幅広い人が利用できるというメリットもあります。融資金額も、被担保評価額の100%と申し分ありません。ゆうちょ銀行住宅ローンの利用が向いている人を、以下に挙げてみます。

・他の金融機関の住宅ローンでは、審査に通らない人
 →審査基準が緩いため
・保証人が用意できない人
 →保証会社が保証してくれるため
・セカンドハウスの購入を検討している人
 →「資産活用応援型」や「親孝行応援型」など、セカンドハウス向けの
  プランも用意されているため

このように、ゆうちょ銀行住宅ローン「夢舞台」の商品群は既存の住宅ローンの商品とは一線を画した独自の市場の獲得を目指しているユニークな商品だと思えます。
一般的には住宅ローンの審査が厳しいとされる、個人事業主やOL、勤務年数の浅いサラリーマン、年齢が高めのシニア等にとっては、この「夢舞台」の商品はお勧め出来る商品だと言えます。

5.ゆうちょ銀行住宅ローンの口コミ

ゆうちょ銀行住宅ローンを利用した方の口コミを集めてみました。


やはり、「金利は割高だが、幅広い人が利用できる」という口コミが多かったです。ローンを検討する際の参考にしてください。

<審査が緩く、すぐに結果が出たので安心しました>
自営業者で所得が安定していなかったので、大手銀行や地方銀行の住宅ローンは中々通りませんでした。そんなときに、不動産会社の方から「ゆうちょ銀行の住宅ローンは自営業者の人でも借りやすい」という情報を聞いて、ゆうちょの窓口に話を聞きにいきました。

最初は、他の銀行と比べた金利の高さに愕然としました。しかし、ここ以外に借りられる所も無さそうだったので、思い切って申し込みました。ゆうちょ銀行は、代理業者としてスルガ銀行の住宅ローンを取り扱っているため、審査はスルガ銀行が行います。スルガ銀行の審査は緩く、すぐに通りました。金利はやはり高かったですが、すばやい融資のおかげで無事にマイホームが手に入ったので感謝しています。

<契約社員でもローンが組めました>
契約社員として勤めていましたが、もうすぐ正社員になれる予定だったので、マイホームの購入を考えました。欲しい物件も見つかり、住宅ローンを組もうとしましたが、契約社員という不安定さのため、どこの金融機関も冷たかったです。

ゆうちょ銀行には、契約社員応援のプランがあると知り、窓口に申し込みに行きました。窓口の担当の方は、とても優しかったのですが、派遣社員応援型はやはり金利が高かったです。また、金利が固定のタイプを希望していたのですが、私が申し込めるのは変動金利タイプのみと知り、迷いが生じました。結局、一旦はゆうちょ銀行住宅ローンを利用しましたが、正社員になった後に借り換えを行いました。最近は、金利が安い住宅ローンも増えていますから、借り換えできる状態になったら、すぐに借り換えた方が良いと思います。

まとめ

今回分かったゆうちょ銀行住宅ローンの特徴は、以下のとおりです。
・ゆうちょ銀行は、代理業者としてスルガ銀行の住宅ローンを
 取り扱っている。
・ゆうちょ銀行の金利は、他の金融機関に比べて高い
・女性応援型、個人事業主応援型、シニア応援型、派遣・契約社員応援型
 など様々なプランが用意されており、審査基準は緩い
・基本的には保証人が無料
・他の金融機関の住宅ローン審査に通らなかった
 人に申し込まれている


気になる方は、一度ゆうちょ銀行のサイトにアクセスしてみてください。

上記の特徴を見ると、ゆうちょ銀行住宅ローンは、金利が高くても一定の需要がありそうですね。銀行の住宅ローン審査に通らなかった方も、どこにも借りる所が無いと嘆く前に、ゆうちょ銀行住宅ローンを検討してみる価値はありそうです。ゆうちょ銀行の住宅ローン取扱店では、住宅ローンに関する相談を受け付けていますし、電話相談も可能です。

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